リスティング広告は、他のWeb広告と比べて成約に繋がりやすいといわれています。ユーザーの検索結果と連動しているため、すでに興味がある広告を配信できるからです。でも、そう簡単に広告をクリックされたり、成約に繋がるわけではありませんよね。
じつは、リスティング広告の広告文の書き方には決まった構成や文字数のルールがあります。作り方のコツさえ押さえておけば、初心者でも簡単に作ることができますよ。また、リスティング広告は一度作ったらお終いではありません。分析と改善を繰り返すことで、より成果があらわれますよ。
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リスティング広告の広告文は3要素で構成・文字数のルールも
リスティング広告は3つの要素から構成されています。Google広告とYahoo!検索広告で、それぞれ作成できる個数や、使用できる文字数が決まっています。
表示URL+パス
表示URLは、クリックされた時のリンク先ページのドメインです。GoogleとYahoo!ともに、文字数はリンクパスを含めて15文字以内になります。また、それぞれ2パターン登録することができます。
見出し/タイトル
検索結果で一番大きく表示されます。Googleでは見出し、Yahoo!ではタイトルといわれ、それぞれ3パターン作れます。また、全角で15文字、半角で30文字以内という制限があります。最近では2つ目と3つ目に登録したものは表示されないことが多いので、1つ目のパターンに注力しましょう。
説明文
見出しやタイトルの下に表示されるのが説明文です。より具体的に、詳しい内容を盛り込みましょう。それぞれ2パターン作ることができ、全角で45文字、半角で90文字書くことができます。見出しやタイトルと同様に2つ目のパターンは必ず表示されるわけではないので、やはり1つ目の説明文が重要です。
リスティング広告の広告文を効果的に!作り方のコツって?
リスティング広告の広告文をより効果的に作るには、見出し・タイトルと説明文がポイントです。作り方のコツをみてみましょう。
タイトルには必ずキーワードを入れる
リスティング広告は、ユーザーの検索結果をもとに表示されています。広告文のなかで目を引く見出し・タイトルには必ずキーワードを入れます。また、ユーザーのニーズを満たすコピーを、使用できる文字数を最大限活かして書きましょう。
イメージしやすいように具体的な数字を使う
広告には鉄板の文言があります。「安い」とか「たくさん」とかです。でも、人によって感じ方も違うので、数字を使って具体的に書くほうがより伝わります。「今なら85%オフ」とか、「販売実績10万個」など。また、「3日間限定」など限定性がある文言も入れてみましょう。
記号や感嘆符でメリハリをつける
説明文の広告文にはメリハリをつけるとユーザーの印象に残ります。強調したい文言は、「《》」や「【】」で囲んだり、「!」や「?」を使用することも検討しましょう。ただし、Google広告とYahoo!検索広告で使用できる記号が異なるので注意してくださいね。
リスティング広告は広告文の改善も重要!便利な機能とは?
リスティング広告の成果が得られない場合は、広告文を見直してみましょう。改善の方法やポイントをみてみましょう。
ペルソナを設定してターゲッティングする
ペルソナとは、訴求するターゲットのことです。広告は、誰に何をどんな方法で売るのかが重要ですが、一番のポイントは「誰に」です。これをターゲッティングといいます。
Google広告なら、オーディエンスリターゲティングといって、ユーザーの年齢や性別、世帯収入などの「ユーザー属性」、趣味や関心などの「アフィニティ」など、独自の設定ができます。GoogleとYahoo!で共通して設定できるターゲッティングは、「地域」、「曜日・時間帯」、「デバイス」、「リマーケティング/サイトリターゲティング」です。
検クエリで登録キーワードを精査する
検索クエリとは、じっさいにユーザーが検索しているワードのことです。つまり、GoogleやYahooの広告アカウントに登録しているキーワードとは異なります。最近では、2語3語のキーワードではなく、フレーズで検索する人も増えています。より、ユーザーの心理やニーズを分析したり、見落としていたキーワードを追加したり、あるいは除外したりできます。
広告文のA/Bテストをおこなう
A/Bテストとは、Webマーケティング用語でパターンAとBの成果を比較することです。切り口の違った広告文を用意しましょう。価格や品質、特典、安心感など、セールスポイントや強みを一度洗い出し、どの文言が効果的か見極めます。A/Bテストは時間をかけずに、短期間で効果が表れるのでおすすめです。
まとめ
リスティング広告は、ユーザーの検索結果と連動して表示されます。イチから商品やサービスを認知してもらう必要がないからこそ、広告文の作り込みがポイントです。リスティング広告の広告文には構成や使用できる文字数、記号が決まっています。決められたルールのなかで、ユーザーの心を揺さぶる広告文を書かなければいけません。
ユーザーが抱える悩みや問題はなにか、常にアンテナを張って情報を収集しておくことも大切です。リスティング広告でいろいろなパターンの広告文を試行錯誤してみましょう。