2017年頃に「インスタ映え」が流行り、日本でもインスタグラムのユーザー数が増えました。最近では企業がインスタグラムを使ってマーケティングをしているのをよく見かけますよね。インスタグラムでマーケティングをするメリットや向いている業種がわかるとスムーズに始められますよ。
しかし、インスタグラムをなんとなく使っても思ったような効果が得られないかもしれません。マーケティングで成功するコツや注意点を知っておくと、インスタグラムを使ったビジネスに役立ちますよ！
インスタグラムを使ったマーケティングでは何ができる？
インスタグラムを使ったマーケティングには向いている業種とそうでない業種があります。写真や動画を使って表現できるインスタグラムでできることを知っておきましょう。
広告費用をかけずにアピールできる
インスタグラムを使ったマーケティングの最大のメリットは、広告費用が必要ない点です。アカウントの登録や投稿などは無料でできるため、ご自分で投稿さえすればコストがカットできます。
インスタグラムでいいねやフォロワーに伸び悩む場合は、お金を払えば広告を出せます。広告にすると、多くの人の目に留まるようになるので、必要な場合は利用してみるのも良いでしょう。
購買意欲を向上させられる
インスタグラムは視覚的な情報で一瞬にしてどんなものであるかを表現できます。そのため、「美味しそう」「行ってみたい」「食べたい」などの購買意欲を引き出すことが可能です。
2018年にインスタグラムから直接買い物ができるショッピング機能が追加されました。そのため、顧客が商品を「いいな」と思ってから購入までの流れがとてもスムーズになりましたよ。
インスタグラムを利用するべき業種
インスタグラムを使ったマーケティングで成果を出しやすいのは、写真や動画などで表しやすい業種です。例えば、アパレル、化粧品、飲食、ECサイトがインスタの利用に向いています。
逆に、金融、IT、コンサルなどの業種は画像などの視覚的な情報で表しにくいため、インスタグラムを使ったマーケティングには不向きと言えます。
【参考:総務省「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」】
インスタグラムを使ったマーケティングで成功するコツ4つ
インスタグラムの利用者層は10〜30代ですので、ターゲットはこの年代に絞ると効果が出やすいです。具体的には以下の4つのコツを実践すると成功しやすいですよ。
①定期的に更新をする
インスタグラムはたくさんのユーザーがいるため、膨大な量の情報が流れています。その中から自分の投稿を見つけてもらうのは簡単ではありません。より多くの人に見てもらうために、定期的な更新を欠かさないようにしましょう。
できれば1日3投稿すると効果的ですが、難しい場合は1日1投稿でも良いので続けるのがオススメです。ターゲット層の人が利用しやすい時間を狙うのも効果的ですよ。例えば、働いている女性に見てほしい内容なら、お昼休みや夜の時間帯に投稿すると見てもらえます。
②イメージを一貫させる
自分の投稿をファンに見つけてもらいやすくするために、投稿のイメージを一貫させるのも大切です。写真のイメージを一貫させたり、編集アプリを使ってイメージカラーを使った投稿をするようにしましょう。
③ハッシュタグをつける
インスタグラムはハッシュタグで検索されます。フォロワーに見てもらうのも重要ですが、フォロワー以外の人にも見てほしいですよね。フォロワー以外の人がみるには、検索で出てくるかどうかにかかっています。
インスタグラムのハッシュタグは1つの投稿で最大30個までつけられます。写っているものや伝えたい内容に関連するハッシュタグをたくさんつけましょう。
④インサイトを確認する
インスタグラムのマーケティングで成功するには、インサイトの確認が必須です。ビジネスアカウントに切り替えると利用できます。どんな年齢層の人が訪れたか、プロフィールへのアクセスは何件あったかなどを確認できます。
インサイトを見て自分がアプローチしたい年齢層とかけ離れている場合は、投稿の内容を変更したり、ハッシュタグを変えてみるなどの工夫ができますよ。
インスタグラムを使ったマーケティングで注意するべき点と対処法
インスタグラムはほかのSNSとは違う点が2つあります。インスタグラムを使ったマーケティングをするさいに注意すると、より効率よく運用ができますよ。
他のSNSと比べて拡散力が弱い
Facebookはシェア機能、Twitterはリツイート機能を使って簡単に他人の投稿を拡散できますよね。しかし、インスタグラムは拡散機能が限定的で、ほかの人が自分の投稿を拡散する力が弱いです。
自分の投稿をシェアしてもらうときは、ストーリーズでの紹介となります。ストーリーズは24時間経つと消えてしまいます。インスタグラムを使ったマーケティングでは、投稿を拡散してもらうのを狙うより、自分の商品を買ったり試してもらった写真を投稿してもらう方が宣伝になります。
投稿のリンクから飛べない
インスタグラムの投稿はリンクを貼るのに向いていません。投稿の文章にURLをつけても、そこから直接飛べないので、顧客は自分で入力してページまで行かなければなりません。手間がかかるので、どうしても欲しい場合以外は顧客が離脱してしまう可能性があります。
インスタグラムでリンクが貼れるのはストーリーズとプロフィールです。フォローしてもらうときに必ず通るプロフィールにURLをつけたり、紹介した商品のストーリーズを作成してリンクをつけるようにしましょう。
まとめ
インスタグラムは世界的に見てもユーザーがとても多く、アカウントを持つ企業も多くなっています。インスタグラムでマーケティングを行う1番のメリットは、広告費がかからない点です。定期的に更新をしたり、ハッシュタグをつけるとフォロワーやいいねが集まりやすくなりますよ。
インスタグラムを使ったマーケティングで注意すべきは、拡散力の弱さとリンクを貼るのが難しい点です。このデメリットもほかの機能を使うとうまくカバーができますよ。インスタグラムを使って、商品をうまくアピールして顧客獲得に繋げましょう！
