ホームページは多くの企業や事業者が利用し、ネット上の名刺、現代社会では欠かせないものとなってきています。
しかし、ホームページの作成は個人、もしくはweb制作を行う企業、どちらに依頼すべきか悩む人も多いはずです。「費用は抑えたいけど、失敗はしたくない…」、ホームページを作成するときの本音でしょう。しっかりと事前準備が必要ですよ!
今回は、ホームページを作成するときに個人に依頼するのはアリか、その理由や企業との違いについて解説します。正しい知識と作成の意図を明確にしておくことで、スムーズに自分の望んだホームページを手に入れることができますよ!
ホームページを作成する前に!検討段階でチェックすべきこと
ホームページの作成を個人、いわゆるフリーランスや個人事業主に発注することでコストが抑えられる…そう単純に思っていませんか?実は、誰に発注するか、の前に確認しておくべき項目もあります。失敗しないためにしっかり抑えておきましょう。
ホームページが必要な理由を明確にしよう
ホームページの作成を、個人や企業に依頼するときに「とりあえず」という方も多いでしょう。
しかし、「なぜ」ホームページが必要なのか、「どのように」ホームページを利用するのかという点を明らかにしてから進めるべきです。なぜなら、その後の展望など考えずに、進めてしまうとせっかくの費用がもったいないです。ホームページの作成を個人・企業どちらに依頼するかに関わらず、将来的に後悔しないためにもホームページがなぜ必要なのか明確ににしておきましょう。
作成にかかる期間や費用相場は?
基本的には発注と制作の2つのフェーズが存在します。
・発注フェーズ…面談や見積もり、相談内容からの提案
・制作フェーズ…サイト設計、デザイン作成、開発
上記のように流れが存在し、最終的にはテストを経て納品となります。その上でホームページの作成は個人がいいか、企業に委ねるか比較してみましょう。
作成費用相場 | 作成期間 | |
web制作会社 | 大手:100万〜300万
中小:30万〜150万 |
2ヶ月程度 |
広告代理店 | 80万〜1000万円 *自社制作というわけではないため幅があるが、仲介手数料とうで高額になりやすい |
2ヶ月〜2.5ヶ月 |
個人事業主・フリーランス | 20万〜50万 *平均して30万円程度の制作者が多い |
3週間〜1.5ヶ月 *規模にもよるが、制作までの工数が少ない分個人の方が早い |
無料作成ツールもあるけど…保守運用も考えるべき
昨今、WixやJimdoなど多くの人が利用している作成ツールもあります。あらゆるデザインのテンプレートが存在し、一見便利そうに見えるでしょう。
しかし、今後会社を大きくして行ったり、ホームページを名刺として全面に利用していくのであれば、無料ツールはNGです。費用こそかかりませんが、取引相手に信頼感を与える要素にもなります。
仕事での利用なら作成後の保守運用も考えて選択すべきでしょう。
参考:初心者のための会社ホームページ作り方講座・【比較】「無料のホームページ作成ツール」と「レンタルサーバーで制作」はどっちがおすすめ?
ホームページは個人への依頼もアリ⁉︎メリットや注意点は?
実際、多くの人がホームページの作成を個人に依頼しています。費用やうまく調整できれば完成までの期間も短くなります。メリットや注意点を知っておきましょう。
個人へ依頼することの3つのメリットとは?
①自分にぴったりの個人事業主やフリーランスに出会う可能性がある
…連絡がスムーズだったり、自分の意図したものを組んで作業してもらえる…など。
②費用が比較的相場より低い
…相談から発注までの工数が少ないのも相場より費用がかからない要因
③無駄な工数が省かれ、連絡が密に取りやすい
…ダイレクトに作成者に自分の意向を伝えることができる
ホームページの作成の中でも個人に依頼する場合は、こだわりが強い方や急いでいる方に向いているでしょう。加えて、工数が少なく費用も抑えることができますよ!
依頼も簡単!?どのような方法で依頼するのか
クラウドソーシング上で、ホームページを作成してくれる個人を見つけることが可能です。個人の中でも専業・副業が存在します。複数人応募があった場合、ポートフォリオなどの実績も確認して採用、正式依頼に進む流れになります。
クラウドソーシングを挟んではいますが、比較的ダイレクトにその作成者の情報を知り、依頼に辿り着くことができるのもポイントです。
他にもSNSを利用して個人に依頼することもできます。クラウドソーシングの場合は手数料など取られるので、その点に違いがあります。
個人への依頼でも注意点も抑えておこう!
個人やフリーランスの中には、大手web制作会社などで経験を積み、実績や品質がかなり高い人も多くいます。そのような作成者は通常の企業への発注と同等の料金体制になっている場合もあります。
安いからいい!というわけではありませんが、ホームページの作成を個人に依頼するメリットとして少なからず「費用面」があげられます。スキル、実績、費用など総合的にチェックする必要がありますよ。
個人と企業どちらに依頼すべきか迷ったら…2つのポイントを確認!
最終的に各社、個人同士などを比較して悩んだら2つのポイントに立ち返りましょう。
迷ったら考えるべき2つのポイント
①必要な理由と照らし合わせよう
…どこまでの機能が欲しいのか、なぜ自分がホームページを持つのか。この作成前に検討しておくべき理由と照らし合わせながら考えましょう。費用や期間をかけてでも機能が充実し、作り込まれたものが必要なのであれば、個人よりも企業の方が実績的にも安心でしょう。
②作成後の運用を意識しよう
…作成後の運用や管理を自分自身で行うのであれば、使い勝手のいいものが必要です。また、何かあったときのためのサポートがあると嬉しいですよね?実際に、「ホームページができた」で満足せずに、その先、どのように誰が運用するのか検討しておきましょう。個人の制作者でもレスポンスがよく実績もある人であれば、十分にその後の管理や運用も任せられるでしょう。
「ホームページは自分の顔になる!」
最終的に、ホームページの作成を個人・企業、どちらに依頼したとしても自分の仕事上の名刺・顔になることを忘れないでおきましょう。
勢いでホームページ作成を依頼し、完成までの期間も空くことから、結局投げっぱなしになる可能性もあります。丸投げしても良いものができるかもしれませんが、せっかくお金をかけて作成するものです、しっかりとそのさきを見据えてデザインや機能、費用のかけどころを見極めていくべきでしょう。
まとめ
今回は、ホームページを作成するときに、個人に依頼するのはアリか…企業との違い、などについて解説しました。
重要なのは、費用や信頼性ももちろんですが、目的が明確になっているか、という点です。意外と勢いでホームページの作成を個人や企業に依頼する方も多いですが、できた後や少し時間が経ってから後悔するケースも少なくないです。
まずは、最低限のホームページ作成に関する知識を持ち、何を重要にするか考えながら見積もりをとるようにしましょう。